iPad miniとキーボード(その3)・・・フリック入力 [タブレット&スマホ]
Sponsored Link
さて、前回の記事
『iPad miniとキーボード(その2)・・・スクリーンキーボード』
では、スクリーンキーボードが多くの人からあまり好かれていない事について書きました。その理由として
①指がキーに振れている感覚がないので、ホームポジションが取りにくい
② ①の理由でブラインドタッチが難しい
③ ②の理由でタイプミスが多い
④スクリーンキーボードが画面の半分以上を占めるので、その分入力画面が減る
と言うことが挙げられるとも。ざっくりいいうと使いにくいいんです。そして使いにくいと感じる一番の背景が
パソコン(=物理キーボード)に慣れすぎてしまった
これが挙げられると、私は考えています。まぁ物の順番としては、タイプライターから始まり、パソコン→タブレットのスクリーンキーボードと進化したのですから当然といえば当然です。
では、もう一方のスクリーンキーボードである日本語テンキー、すなわちフリック入力はどうなのか。
これついて今回は私見ベースで書きたいと思います(いつも私見ですが笑)
ご存じの通り、フリック入力とは五十音の頭文字つまり「あかさたなはまやらわ」がキーに表示されており、各キーに触れるとそれ意外の文字も選べるようなキー配置です。
例えば"あ"に触れると
う
いあえ
お
その周囲に残りの"あ行"の文字が現れます。あとは指をスライドさせながら(フリック)打ちたい文字の場所で指を離すと、それが画面に現れる入力スタイルです。
仮にガラケーで「こんにちは」と打とうとすると
"か"を5回
"わ"を3回
"な"を2回
"た"を2回
"は"を1回
ーーーーー
小計13回
この様に、たった5文字を打つためにキーを13回押さなければなりません。
それに比べると、フリック入力は文字数分指をフリックするだけなので、いかに便利かがよくわかりますよね。
もちろんパソコンや外付けの物理キーボードと比べると、後者が圧倒的に速いです。以前書いた記事
『ブログ用デバイスとしてスマホ(最終回2/2)・・・PCスマホ一騎打ち!』
でも紹介していますが、「フリック入力vs物理キー入力」で勝負をした場合は、圧倒的に物理キーの勝利でした。タイピングアプリを使った両者の結果をここで再度載せますが
・パソコン・・・1分間に213.2文字
・スマホ ・・・1分間に125文字
この様にパソコンはスマホ(フリック入力)の倍近いスピードをマークしまています。ところが、同じ記事内で実験した「原稿なしでゼロからブログ記事を書くテスト」では
・パソコン・・・844字の記事を書くのに15分13秒
・スマホ ・・・821字の記事を書くのに19分42秒
この通り、ほぼ同じ文字数の記事を書くのに、時間にしては3分半程度しか違わなかったのです。
つまり、タイピングアプリのように「何か(原稿など)を見て入力すること」に関しては、パソコンに代表される物理キーが有利ですが、ブログ記事のように「ゼロから文章を創る」ような場面では、両者に大きな差はありません。
ここまでをまとめます。フリック入力は清書にはあまり向いていませんが、ブログに関してはパソコンと対を張ることが出来る、と言えるでしょう。
もちろん個人の慣れ不慣れ、得意不得意、好き嫌いはあると思います。
ただし!
ここまでの話はスマホもしくはiPad mini のような「7インチクラス」のタブレットの話です。これがフルサイズのタブレットなら、とてもフリック入力する気になりません。
実際にiPad3(10インチ)で、何度もフリック入力による記事作成を試みてその都度断念した私が言うのですから、間違いないです(笑)
いずれにして、その道具が持つ「得意・不得意」なところを知り、本来の目的に合った使い方をしてあげると道具も喜びますし、お金を出したあなたも幸せになれると思うのです。
Sponsored Link
2013-06-27 19:24
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0